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CL決勝戦振り返り 2012 ミュンヘン: バイエルンミュンヘン vs チェルシーFC

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オリンピアパークからフスバルミュンヘンアレナ(アリアンツアレナ)に移動したのは試合開始2時間半前。この時既に多くのファンで溢れかえっていたわけだが、オリンピアパークとの違いはチェルシーファンの数だ。

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僕が座ったバックスタンドから見て右側のゴール裏はしっかりとチェルシーファンで埋まっていた。欧州内といえどロンドンからこれだけのファンがミュンヘンにやってきてゴール裏を青色で埋め尽くしたことは素晴らしい。試合前の応援合戦はかなりの盛り上がりを見せた。

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しかし、スタジアム名称をいくらCL仕様に変更してもそこはあくまでアリアンツアレナでバイエルンのホーム。ゴール裏はもちろんメインスタンド、バックスタンドもバイエルンファンが優勢だったに違いない。総じてバイエルンホームの試合だったと言えるだろう。

この試合はバイエルンが3人、チェルシーが4人の主力が退場又は累積警告でこの試合を欠場することとなった。個人的にはバイエルンの若手左SBのアラバが出場出来ないのは非常に惜しいし、準決勝でもらった警告があまりに不運だったため、彼の出場停止は実に気の毒だと感じていた。チェルシーにも同様に不運な累積警告によって試合出場を果たせなかった選手もいるのかもしれない。

ところで僕はこの試合、バイエルンを応援するというスタンスを取った。CL、ELに関しては自分の好きなチームが対戦でない限り(例えばアスレティックビルバオやナポリ)はドイツのチームを応援しているし、やはりミュンヘンの決勝、ホームのミュンヘンに勝って欲しいと願っていたのだ。

ということで以下振り返りも普段よく見ているバイエルン寄りの内容になっていることはご容赦頂きたい。

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華やかなセレモニーののち、20時45分に試合は開始された。

前半の全体的な試合の流れは、攻めるバイエルン、守るチェルシーといったところ。チェルシーにチャンスが無かったわけではないがチャンスの数ではバイエルンが圧倒していた。しかしバイエルンはチャンスを活かせず得点することなく前半が終了。バイエルンは前半こそ圧倒したものの、もしこのまま後半得点できない時間が続くと焦りと共に勝機を逃す。ハーフタイムはそんな雰囲気が漂っていたように思う。

逆にチェルシーサイドとしては、バルサ戦で見せた強固な守備、そして堅守からのカウンターの再現を見せてくれるのではないか。そんな雰囲気が漂っていた。

後半に入ってもバイエルン優勢の状況は続いたが得点できない状況も同様に引っ張ってしまった。

80分を過ぎても無得点のまま、このまま延長に入ってしまうかと思われた頃、最初の得点がバイエルンに訪れた。トニクロースが左サイドから右サイドで待ち構えるミュラーに絶妙のクロス。ミュラーが頭で叩きつけたボールはワンバウンドの後、チェフの手をすり抜けてゴールバーにあたりゴール。

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バイエルンファン誰もが勝利を確信したに違いない瞬間だった。

しかしここで、このゲームのターニングポイントとなる出来事が起こった。ハインケス監督は得点したミュラーに代えてセンターバックのファンブイテンを投入したのだ。残り時間は7分。守備を固めたいということだったのだろうが、やはり僕は疑問に思った。この状況ではチェルシーは得点を取るしかない状況。これまでよりも枚数をかけて攻撃してくるはず。そこに出来たスペースを利用して追加点さえ狙える状況で、それをできる選手こそ、この日好調だったミュラーだったのではないだろうか。しかもファンブイテンは怪我のためしばらくゲームから遠ざかっていた選手なのである。

また、万が一同点に追いつかれ延長になった場合にバイエルンは攻めのバリエーションを失ってしまう可能性もあった。

そして交代直後、チェルシーがコーナーキックのチャンスを得た。マタの鋭いボールはニアサイドに走り込んだドログバに。ドログバの叩いたヘッドはまるで足でシュートしたかのような鋭い球足でノイヤーを襲う。ノイヤーはこのボールを弾きにいったが押し込まれてしまった。素晴らしい同点ゴールだった。

そしてそのまま試合は延長。

延長に入るとPKのチャンスを得るもロッベンがこれを失敗。ミュラー同様に鋭い動きを見せていたリベリーも怪我のためにオリッチと交代。前後半に見せたような可能性を感じるような展開は激減してしまった。結局、両者得点することなくPK戦へ。

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ノイヤーが一本目のマタのキックを防ぐ。その直後のラームが決めて2本目は両者成功。そして3本目はノイヤー自らがキッカーとなった。あまりにPKに集中していたからか味方に「お前だぞ!」といったようなジェスチャーで初めて自分がキッカーであることに気付いたように見えた。

このシーンは非常に盛り上がったし僕もゾクゾクとした。

これをキックをノイヤーが左サイドにしっかりと決めた。これでバイエルンの流れになったかと思えたところがバイエルンの4人目オリッチが失敗。チェルシーが4本目を決めてこの時点で3−3。バイエルンの5人目はシュバインシュタイガー。

蹴る前にフェイントのような動作をいれたキックはポストに当たってしまう。僕はこの時シュバインシュタイガーの取った行動に目を疑った。

なんとPK失敗後、シュバインシュタイガーはショックを隠すようにユニフォームで顔を覆ってしまったのだ。失敗がショックなのは理解できる。しかしノイヤーが次のチェルシーのドログバをストップすればまだ勝機はある状況。ここはノイヤーのほうを向いて、頼むぞ!というメッセージをなんらかの形で送るべきところだったのではないか。まるで勝負が決まってしまったかのような態度に僕は正直がっかりしたのである。

そしてこの後のキッカーであるドログバは見事にゴール。チェルシーのCL初制覇となった。

猛攻をしのぎ、ワンチャンスを物にしたチェルシーの見事な勝利だった。

試合終了後の大喜びのチェルシーの選手とファンとバイエルンの選手とファンの落胆ぶりのあまりに対照的なこと。トーナメントでは、特に決勝では勝負が決した後に必ず見られる光景ではるが、ほぼホームという状況での敗戦はそのギャップを更に際立たせたように見えた。

僕自身も前述の通りバイエルンを応援していたから、ちょっと力が抜けてしまった。

しかし、全体を通してフェアーな試合運びの好ゲームだったと思う。ちょっとの放心の後、喜ぶチェルシーの選手達に賞賛の拍手を贈る事が出来たのはフェアープレーで最後まで諦めない彼らの姿勢があったからだと思う。

おめでとう、チェルシー!

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ということで、優勝を決めた後の大はしゃぎチェルスのエントリはまた追って。

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試合後のアレナ、真っ暗な空にいつもの赤と違う今年のCLカラーが鮮やかだったが、心なしか青みがかった配色がチェルシーの勝利を讃えているように見えた。
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まとめtyaiました【CL決勝戦振り返り 2012 ミュンヘン: バイエルンミュンヘン vs チェルシーFC】

オリンピアパークからフスバルミュンヘンアレナ(アリアンツアレナ)に移動したのは試合開始2時間半前。この時既に多くのファンで溢れかえっていたわけだが、オリンピアパークとの

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楽しみに読ませていただいています

はじめまして。ブログ、いつも楽しみに読ませていただいております。
CL決勝、日本でも生放送があるため、真夜中に起きて観戦しました。
バイエルンが一点取った後の守備的交代は、テレビ画面を通じて見ていても
試合の空気を変えてしまったように感じました。

日本では今日、W杯最終予選前最後の国際親善試合があって、
香川選手、岡崎選手のゴールで勝ちました。細貝選手もドイツで
闘いぬかれた自信に満ち溢れていて、頼もしかったです。
ドイツからの生の情報をこれからも楽しみに致しております。

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No title

RICOさん、

コメントありがとうございます!
サッカーは本当に難しいですし、そこが面白さにつながってもいますね。

海外、特にドイツで頑張っている選手は試合を見れる機会も多いのでまたブログで
お伝えできればと思います。
プロフィール

nohashi51

Author:nohashi51
大橋直輝:ドイツ・シュツットガルト在住。
2010/2011シーズンより仕事の都合でシュツットガルトへの移住をきっかけにVfBシュツットガルトのファンに。スタジアム内Cannstatter Kurveと呼ばれる席(ゴール裏2階席)から毎試合応援しております。欧州サッカー漬けの日々。
ツイッター:http://twitter.com/#!/nohashi

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